2014年7月4日金曜日

『やる夫がDQⅢの勇者になるようです』を読んだ

『やる夫がDQⅢの勇者になるようです』を読んだ

あらすじ

アリアハンでレベル47まで鍛えたやる夫のドラクエ3。

レビュー

原作準拠なやる夫のドラクエ3の中では個人的に名作です。何回か読みました。でもタイトルが特徴無くて読み返すときに探すのが大変です。レビューを書こうと今回思ったときに探すの苦労しました。

まぁそんなことはどうでもいいです。えーと、やる夫が超強い勇者なんですが、ほぼやらない夫が主人公です。実はやる夫が強いことをやらない夫に悟られないように気を使って冒険を進めるシーンに愛があります。それが結果的にすべてやらない夫の手柄になり、名声だけが一人歩きします。どんどん調子に乗るやらない夫に心が痛みます。でも必ずいつかばれてしまうんです。ハラハラしながら読みましょう。

基本的に超強いので戦闘が楽勝なんですが、バトル演出をギャグにしてるのでうんざりしません。いい発想です。ただし、そこでいろんなネタが頻出するので、2ちゃんねるユーザーじゃないときついです。人を選ぶ作品です。

人を選ぶ作品といえば、エロゲネタも頻出します。毎回最初にレビューがあります。全然分かりませんでした。作者の趣味がマニアックです。有名どころを何個か知ってるぐらいじゃついていけません。ですが分からなくても大丈夫そうです。最初のエロゲレビューが分からなくても話はわかります。

あとはハーレム要素あり。だからチートでハーレムのいわゆる最低系なんですが、やる夫の性格が最低を回避してるので痛くないです。ちなみに最低系ってわかりますか? 要は『僕の考えた最強キャラ』のことです。強けりゃ良いんじゃないよという思いをこめた軽蔑用語です。




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